福祉の仕事は多岐に渡りますが、福祉と一言で言っても直接対人するサービスは大きく四つに分けられます。高齢者・障害児や障害者、児童、その他生活困窮者などが挙げられます。仕事内容としては、介護・保育・相談援助・看護やリハビリ、栄養や調理、運営管理に分けることができます。仕事内容によって、必要な資格は異なってくるため、自分の目指す仕事に合わせた資格を取ることによって希望する分野で仕事が可能となってきます。ちなみに、そもそも福祉って何？という人は【もっと幸せに生きるための福祉】で説明されているのでそちらをご覧ください。

福祉の仕事として代表的なのが高齢者相手の仕事になります。高齢者を支援したいという場合に必要となってくるのが、介護福祉士やホームヘルパーなどの資格です。これらは病院や自宅で利用者に必要な援助を行います。具体的な仕事内容としては、介護福祉士の場合は老人ホームや病院などで高齢者の日常生活の自立支援を中心にサービスを行っています。食事や入浴、着替えの補助、おむつの交換などを行ったり、レクリエーションを行なって認知症を予防することや、利用者の家族に対して介護方法のアドバイスなども重要な仕事です。ホームヘルパーは施設で仕事をするのではなく、利用者の自宅を訪れて介護や生活援助を行います。料理や洗濯、掃除、買い物などの援助や代行を行ったり、介護の技術的な指導を家族に行います。他の専門職や機関とのサービスを組みわせることも一般的ですので、他のサービスに対しての知識も必要となります。組み合わせをスムーズにするためにも、調整力が求められます。