子どもに関する福祉の仕事は、非常に重要になっています。それは、少子化によって子どもの数が減少している一方で、子どもの問題に関する相談件数が増えている背景があります。その原因として、心身の障害や家庭の問題、非行など多くの問題が生じていることが挙げられます。そこで、そのような問題に対応している児童福祉施設や児童相談所において働く仕事について、以下で二つ述べていきます。

一つ目は、児童指導員という仕事です。仕事内容として、十八歳以下の一時保護されている子どもに対して、必要になること全般を行います。知的障害や、身体障害を抱えながら生活している子どもの生活指導や学習指導、家族が家庭で育てて行くことが困難になった子どもの対応などがあります。時として緊急時の対応も行っており、さらには保護者に向けた指導も行っています。任用資格は、厚生労働省が定めています。資格を取得するには専門の知識を学べる大学や大学院、専門学校に通わなければなりまえん。また、公的機関への就職のため、公務員試験の勉強もしておくことが重要です。

二つ目は、児童福祉司という仕事です。児童相談員とほぼ同じ意味合いをもちます。児童福祉司は、児童相談所で働きます。仕事内容は、子どもや保護者等からの相談を受けたり、様々な方法を用いて家族の関係調整をすることです。この仕事も厚生労働省が任用資格要件を示しています。またこちらも児童指導員と同じように公務員試験に合格する必要があるため、そちらの勉強もしておきましょう。