福祉業界にはさまざまな問題を抱えています。たとえば福祉の仕事の一つであるソーシャルワーカー。サービスを受けたい利用者とサービスを提供している機関との間に立ち、連携を図る仕事です。利用者に安心して幸せに暮らしてもらえるように支援を惜しみません。しかし、利用者の幸せを願う一方、福祉の仕事は楽なものではなく様々な課題や問題に直面します。ソーシャルワーカーは人と接する仕事のため人間関係で悩みを抱えやすいです。またその他の職種においても体力的な問題や人手不足などの問題を抱えています。
これらの問題を解決するためには問題点を一つ一つ丁寧に自分の中で考え、利用者も自分自身もお互いに尊重できる仕組みづくりをしていかなければなりません。もし、利用者との対人関係で悩む場合は、上司に相談して接点を減らしてもらう方法が一番です。利用者や家族と接することの多い福祉職は、相手の意見を尊重するあまり弱い立場になってしまい、問題点を伝えにくい現状があります。そうなってしまうと自分だけがどんどん追い詰められてしまうため、上司に相談して解決を図るようにしましょう。
また、体力的な問題としては、福祉機器の導入を要請したり腰痛サポーターをしながら介助にあたることがおすすめされています。特に介護は、高齢者の体を支えることもあって腰痛になりやすい仕事です。福祉機器は上司との相談となってしまいますが、腰痛予防のストレッチを職員同士で実施したりサポーターを装着して介助するなど意識して気をつけましょう。